こんにちは、早川です。

今回のタイトルは2020年7月17日の日本経済新聞に掲載された記事の見出し、小見出しです。
これは「事実上、廃業の増加を認める方針への転換」に舵を切ったことになります。

日経新聞の記事を読んだとき、「2020年版 中小企業白書」に謳われている内容を思い出しました。

第1部第3章「中小企業・小規模事業者の新陳代謝」の冒頭、

「我が国経済の成長のためには、個々の存続企業が生産性を高めることに加え、生産性の高い企業の参入や生産性の低い企業の退出といった、企業の新陳代謝が図られることも重要である。」

今、読み返すと「生産性の低い企業の退出は、経済全体の生産性向上に寄与する(Ⅰ-120)」とも書かれていますね。

白書は中小企業政策の方向転換を示唆していて、日経新聞の記事は白書の内容を追認するものと受け止められます。

中小企業は生産性を上げるべく頑張ってください、さもなければ退出やむなし。生産性が高い企業については、M&Aや事業承継等の事業継続に向けた環境整備が更に進みます。

また、生産性向上が期待できる開業企業を後押しする起業支援の更なる充実がなされます。

既定施策拡充の他にも新規施策が予定されていますので、追ってご紹介します。

これら国の政策をうまく活用することで、御社の発展に加速度をつけることができます。